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浜松摂食嚥下研究会

OBJECTIV[懇話会の目的]

 

本会は聖隷歯科嚥下カンファレンスを前身としております。これは平成13年7月に始まり、隔月開催で29回続きました。聖隷三方原病院リハビリテーション科歯科の開設に併せて、病院スタッフと浜松地域の歯科医療従事者の間で、摂食・嚥下障害の理解を深めあう目的でスタートしたものです。藤島一郎先生(現、浜松市リハビリテーション病院院長)が中心となり毎回20〜30人の参加者で勉強会や症例検討会を行っておりました。その後、平成18年5月に対象職種を拡大、セミナー方式に変更し、浜松摂食嚥下懇話会と名称を変更しました。本会の目的は、浜松地区の摂食・嚥下リハビリテーションのレベルアップと、他職種、他施設間での交流です。現在約3年が経過し、一通りの内容を終えた段階です。そこで内容を一新し、2年間10講座(奇数月開催)で摂食・嚥下障害の全体を勉強できるプログラムを作成しました。毎回3部構成で、
①藤島先生による摂食・嚥下障害の講義
②コメディカルによるポイントレクチャー
③各施設の嚥下調整食の紹介
という内容です。①は医歯薬出版から発行されている嚥下障害ポケットマニュアルを軸に、最新の知見等が随所に盛り込まれた内容になっております。②は一つの訓練手技を深く掘り下げて考えるという内容で、毎回ビデオや実技を交えた、理解しやすい内容になっております。③は近隣施設で提供している嚥下調整食についての紹介を毎回1施設ずつ行っています。
各施設の嚥下障害の臨床に関する情報を発信していただき、よりよい地域医療連携に繋げていきたいと考えております。また毎年1月は浜松嚥下フォーラムという形で、浜松市医師会、歯科医師会、看護協会などと連携して外部講師を招聘し、各領域のエキスパートに特別講演をしていただいております。今後浜松嚥下フォーラムでは一般演題も募集する予定です。本会の目的は浜松地域のレベルアップですが、浜松在住・勤務でなくとも参加は自由で、実際に東京や神奈川、愛知からご参加の方もいらっしゃいます。皆様の参加を是非お待ちしております。

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